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システムトレーディングって(2) 具体例<株式編>

株・実践システムトレーディング

ETFとMACD
 巷で噂のMACDとETF(日経225のキャッシュ)を使って簡単なシステムを組んでみよう。データは2000年1月から2006年8月、利食い、損切り幅とMACDのそれぞれのパラメーターを変化させて見ます。MACDは、日本語では「移動平均収束拡散法」というなにやら難しそうな名前がついています。Gerald Appel 氏によって考案され、指数平滑移動平均線(EMA)というちょっとややこしい変数を使います。MACDとは、短めのEMAと長めのEMAの2本の平均線の差で、このMACDとMACDを単純移動平均線の2本の線を用いて売買のタイミングを探ります。ここではこの2本のラインのゴールデンクロスが買いのシグナルとなります。
 MACDは見方がとても簡単でわかりやすく、当たる確率も高いとの評判でマーケットの人気が上がっている分析ツールです。MACDのいくつかのパラメーターを変化させ、尚且つ利食いと損切りの幅を変化させて組み合わせると、どのように最終的なパフォーマンスが変化するかとても興味深いところです。実際に、お使いになっている皆さんにもきっとお役に立つと思います。表の上の数字はMACDのパラメーターです。

 
パフォーマンス成績表
 例 1
12−26−9の組み合わせ
100 200 300 500 700 1000
50 1840  890   940  1250  1980 4760
100  2380  1670 1140  1620 2630 5420
150 2700   2420  1280  700  1730  4950
200 3160  3500   3050  1320  2740  5720
250 3240  3390  2850   1850  3860  5790
300 2650 2540  1700   450  2300  4100
   (横軸は利食い幅、縦軸は損切り幅、赤字はネットロス

 例 2 
5−10−5の組み合わせ
100 200 300 500 700 1000
50  4260  3670  4950 4600  4130  4260
100   3980  3120  3850  4330  2710  3020
150  3220  3330  4010  6800  3630  1690
200  3340  3040  3860  7310  3380 770
250  2850  1900  2650  5820  2140  290
300  1580  1260  2050  4760  570  −770
   (横軸は利食い幅、縦軸は損切り幅、赤字はネットロス

 皆さんは、これをどのように評価しますか?例2では同じ5−10−5の組み合わせなのに200円の損切り、500円の利食いのケースは7310円の利益が出ているのに、300円の損切り、1000円の利食いケースでは赤字の770円となっています。システムの評価にはいろいろな面があるのですが、最終的なネット損益の面から判断する限り全体的に例2が優れていますね。また、例1では、パフォーマンスの良好な組み合わせが右側に偏っているのに対し、例2では表の中心から上部にあります。これは、何を意味するのでしょうか?このあたりが、システムの評価のポイントです。ご自分の心に聞いてみてください。表のどのあたりの組み合わせで相場を張るのが精神的に負担が少ないのでしょうか。
 システムの評価については「トレーディング講座」で詳しく勉強して行きましょう。

為替編はこちらです。


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