閑話休題(1)−1
このページは、私の趣味のページです。落書き、メモ帳、偶にはまじめな話、なんでもありのコーナーです。トレーディングの合間にお立ちよりいただければ幸いです。ご感想、ご要望等はこちらまで・・・
留学記
7/27/07(FRI)
留学記(51) ・・・ 北極圏(13)
学校の休みはあと5日、その日までにボンに戻れるかどうか怪しくなってきました。ボーデーでは一泊しただけでとんぼ返り、同じルートを通ってベルゲン到着。我々は、時間を節約する為にベルゲンからは一路スカンジナヴィア半島を南下、半島南端のクリスチャンサンドからスカラゲラック海峡をフェリーでデンマーク、というルートを取ることにしました。ここでまた少々臭いが楽しい思い出を作ることができました。
早朝、ベルゲンをスタート、順調に一台のセダンをキャッチ、まず途中までの足を確保しました。少し走ったところで、運転手曰く、「前方にクリスチャンサンドのナンバープレートを付けた大型トラックが走ってるので、そのトラックを捕まえなさい。」。運転手はトラックを追い抜き、少し走ってから我々を降ろしてくれました。ヒッチハイクも成功して一安心、トラックは初めてでしたが座るスペースも充分で少し何か臭うなと思った以外は快適なドライブとなりました。目的地の直前で、運ちゃんが少し用事があるとのことで横道に入り、とある大きな農家に乗り入れました。するとその農家からニコニコしながらお相撲取りのようなおばちゃん(実はこの運ちゃんの奥さん)が出てきて車に近寄ってきます。運ちゃんは、奥さんをピックアップに来たわけです。運ちゃんはすまなさそうに、席を荷台の方に移動してくれと言ったので、しかたなく我々は荷台に移動。荷台の幌を開けてびっくり、何十匹という子豚、これが変な臭いの正体だったわけです。僕にとって子豚をこんなに真近で見るのは初めて、ましてやいっしょにトラックで移動するなんて前代未聞の出来事でした。
(to be continued)
8/3/07(FRI)
留学記(52) ・・・ 北極圏(14)
私は、子豚がこんなに可愛らしい動物であるとは、この時まで知りませんでした。少々臭うが、鼻の穴を前面に押し出した愛くるしい顔、赤ちゃんのような無垢な眼差し、くるっとカールした尻尾がなんとも可愛らしく、ほっとするひと時でした。ただ、「ブーブー」と四六時中鳴いているのには閉口しました。
子豚ちゃんとの30分くらいのドライブはクリスチャンサンドの町について終了。夜も遅くなっていたので、我々はフェリー乗り場のベンチでごろ寝するつもりだったのですが気の良い運ちゃんと奥さんは一夜の宿を申し出てくれました。ベッドかソファーかわかりませんが硬いベンチよりはマシである。我々は喜んでやっかいになることにしました。その日の夕食は、豚肉のステーキ、「仲良くなった友人の両親を殺して食べるなんて」と最初はちょっと変な気分でしたが空腹には勝てず仏様に手を合わせつつありがたく頂戴しました。
夕食のあとシャワーを浴びて出てくると、奥さんが手に鋏を持って待っていました。何が起きるのかとちょっとびっくり、友人の通訳によると、私の「緑の黒髪」がほしいとのことで喜んでプレゼントしました。北欧では、大多数の人たちが所謂金髪で、日本人の真っ黒な髪をたいへん珍しがり、欲しかったようです。当時の私は、床屋代をケチっていたので、日本の女学生のように髪が肩くらいまで育っていたので渡りに船とばかり切ってもらいました。
(to be continued)
8/3/07(FRI)
留学記(53) ・・・ 北極圏(15)
翌早朝、子豚ちゃんたちとお別れしてフェリーでデンマークに出発。船の中で余ったノルウエークローネの小銭でスロットマシーンをやっとところ大当たり、かなりのタバコ代を節約することができました。
長いようで短かった北極圏旅行も終わりに近づきました。帰路は来たときと同様にハンブルク経由、ヒッチハイクも慣れたもので順調にハンブルク到着、ドイツに入ると久しぶりにふるさとに戻ってきたような落ち着きと安心感を覚えました。翌日、ハンブルクを発って、夕方、やっとボンに到着、大冒険家が偉業を成し遂げ凱旋したような気分でした。下宿に着いて、3歳のアストリッドに小さなお人形のお土産を持って家主のところに挨拶に行くと珍しく夕食をご馳走してくれて、私の北極圏旅行の話に花が咲きました。
部屋に帰ると安心したせいかどっと疲れが出てきて、睡魔が襲ってきました。私は、ただただ睡眠欲に身を任せるばかりでした。
(to be continued)
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この改行が大事だったりする→
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